2023 年 9 月 26 日-29 日にオランダロッテルダムで開催された EAIE（European Association of International Education）2023 において、IUEP EU-Japan のプラットフォーム構築事業の一環として、 “Challenges and opportunities in establishing joint degree programmes between the EU and Japan”と題したセッションを行った。セッションでは、Japan-EU 高度ロボティクスマスタプログラム（JEMARO）ならびにプラットフォーム構築事業を通じた知見や成果を報告した。当セッションの発表者は、本学理工学研究科小尾晋之介教授並びに JEMARO のパートナー大学のローカルコーディネーターである Vincent Fremont 教授（フランス・エコールサントラルナント、Centrale Nantes), Teresa Zielinska 教授(ポーランド・ワルシャワ工科大学、Warsaw University of Technology )であった。

発表では、JEMARO や、その前身である EMARO プログラムの経験を通じて得られた国際共同学位プログラム運営に関わる知見を示した他、とくに JD プログラムの設置と質認証に関わる日欧の違いを紹介し、今後日欧の国際共同学位プログラムを実施する際の参考点を示した。50 席ほどの会場は、各国からの参加者で満席となり、発表後の質疑応答も活発に行われた。聴衆には、JEMARO と並んで IUEP EU-Japan に採択された 豊橋技術科学大学の IMLEX（光イメージング情報学国際修士プログラム）の欧州側参画校であるベルギーのルーヴェン・カトリック大学（KU Leuven）の IMLEX 事業推進担当者も含まれた。同担当者からは、日欧間の国際共同学位の実施上の課題などの発表内容へ強い共感が示され、IMLEX からの経験の共有もあった。